理事長ごあいさつ

特定非営利活動法人グローバル・ヒューマン・イノベーション協会(GHIA)は、 2012年11月末に発足しました。国際コミュニケーションマネジメント・ プロフェッショナル(ICMP)の資格認定をはじめとして、グローバル人材の 育成に関するさまざまな活動を行なっていきます。 「グローバル人材」ということばを耳にすると、英語力の高い人を思い浮かべ るかもしれません。確かに、グローバルな活動には、英語に限らず、言語の運 用能力が重要でしょう。けれども、言語の達人が、必ずしもグローバルに活躍 できるというわけではありません。国際コミュニケーションにおいて、言語運 用能力があれば、鬼に金棒ということにはならないのです。

理事長 竹下 裕子

英語について考えてみましょう。いくつかの統計がありますが、概して、世界の人口の3分の1ほどが、 何らかの目的で英語を使っていると言われています。ネイティブスピーカーも、ノン・ネイティブスピー カーも、英語を使って、世界のさまざまな社会的、言語的、文化的背景をもった人々とコミュニケーション を図っています。 英語によるコミュニケーションの担い手が、独自の社会、言語、文化を背負っているならば、コミュニ ケーションの場面にも、それぞれの考え方や価値観が影響を与えます。もはや特定の社会や文化を基準と することができないほど、国際コミュニケーションの現場は多様なものとなっています。

そのような多様な国際コミュニケーションを実践する機会は、グローバルな社会に生きている私たちの 誰もがもっています。これは、日本から一歩も出ないとしても同じことでしょう。日本人以外が会社の 上司や同僚として配属された、隣に日本人以外の家族が引っ越してきた、会社が海外業務の展開に力を入 れることになり、国際事業部に配属された、などということは、予期せずにやってくるかもしれません。 そのような機会には、差異を嫌うのではなくて楽しみ、異文化を拒むのではなくて上手な付き合いができ れば、私たちの生活そのものが、より豊かなものになるでしょう。

コミュニケーションはことばや考えのキャッチボールです。相手が受け止めやすい方法でボールを投げ 合うこと、相手に自分のボールを受け取ってもらい、相手のボールを受け取ること、そして自分のボール がどのように受け取られたか見届けること、この一連の流れが双方向のコミュニケーション活動であると 考えます。

コミュニケーションのツールは、言語に限りません。スポーツや音楽を通じたコミュニケーション、 ことばは通じないけれど、協働することによるコミュニケーション。。。 さまざまな形のコミュニケーションを通じて、ひとりひとりがグローバルな活動に参加して、相互理解を 深められることを期待しています。そして、私たちのNPOがそのような活動に貢献する方法を、ご一緒に 考えていきたいと、心より願っております。

特定非営利法人グローバル・ヒューマン・イノベーション協会